近年は、地方創生を目指す動きにより地方で起業や開業をする人が増えています。
生まれ育った地で働くUターンだけでなく、都心在住の方が地方で働くIターンも人気があります。今回は、宮城県の補助金・移住について解説します。
宮城県で移住・起業をしたい方必見の補助金!
宮城県には、移住をしたい方向けの支援制度が整っています。
特に、新たに起業した方への手厚いサポートが特徴です。補助金を受給するには、様々な要件をクリアする必要があります。
例えば、移住支援金は申請後、5年以上を継続して居住する意思がある方が対象です。1~2年だけ移住しようとしている方は対象外のため注意しましょう。
宮城県移住支援金
宮城県移住支援金は、都内在住の方を対象に移住先の市町村が支給する支援金です。
支給額は、世帯移住の場合は100万円・単身の方は60万円となっています。18未満の方が世帯にいる場合は100万円が加算されます。家族そろって宮城県で新たな生活を送りたい方におすすめです。
起業をせずに対象の企業へ就業することでも、支援金の対象となります。さらに、テレワークも対象となるため宮城県が好きな方は検討してみましょう。
なお、予算の都合で早期に受付終了となるため現在も受付中かどうかは担当課へ確認しましょう。
みやぎUIJターン起業支援補助金
みやぎUIJターン起業支援補助金は、東京圏に住んでいる方を対象とした支援事業です。
宮城県に移住して起業をする方に対して、年間最大200万円(経費の2分の1まで)が補助されます。
補助額 | 200万円/年間 |
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補助率 | 2分の1以内 |
これまでに、アクセサリー&アート事業や宿泊業など幅広いジャンルの事業者が交付を受けています。都内で培ったビジネススキルを元に地方創生に役立つビジネスを展開していきましょう。
補助金を有効活用した宮城県のおすすめ移住先!
美里町(みさとまち)
美里町は、宮城県にある自然豊かな落ち着いた町です。
町花である薔薇が親しまれています。オープンガーデンとしてバラフェアを開催したり町内にバラ園があるのも特徴です。都会の喧騒を離れて豊かな自然の中で家族と一緒にゆっくりと過ごしていきたい方におすすめです。
また、美里町は独自の定住支援も実施しています。
持ち家を取得し定住する方向けに最大30万円の補助を行う制度があります。市単位の補助制度は多く見られますが、町単位の補助制度は珍しく、美里町が積極的に移住を受けれていることが分かります。
名取市
名取市内には、仙台空港があり空路を活用した全国へのアクセスがしやすいことが特徴です。地方に在住しながら全国を対象とした事業も展開しやすいでしょう。
名取市独自の補助金制度と全国で活用できる補助金制度をご紹介します。
2024年現在、名取市で活用できる独自の補助金は2種類あります。
- 名取市チャレンジショップ事業補助金
- 空き家住宅有効活用起業支援事業補助金
空き店舗や空き家を活用した補助金制度であり、地方創生における社会的な意義も高いのが特徴です。
名取市チャレンジショップ事業補助金
名取市チャレンジショップ事業補助金とは、市内の空き店舗を活用して新規創業する方を対象とした補助金です。
対象の業種も幅広く、小売業・飲食店から旅行業等のサービス業まで対象となっています。
市内で地域と密接に関わって事業を行っていきたい方におすすめの補助金です。補助額は、開業準備費が最大120万円、広告宣伝費が最大20万円です。
開業準備費 | 限度額120万円 |
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広告宣伝費 | 限度額20万円 |
申請には、事前相談が必要です。要件を満たすかどうかを含めて、確認してみましょう。
空き家住宅有効活用起業支援事業補助金
空き家住宅有効活用起業支援事業補助金は、空き家を活用して事業を行う方が活用できる補助金です。
空き家を所有・賃貸または購入し、工事完了から1年以上継続して開業する個人・法人などが対象で、名取市内に起業を検討している方におすすめの補助金です。補助額は、対象経費の2分の1であり最大100万円です。
申請時には事業計画書が必要です。気になる方は、名取市役所に確認してみましょう。
全国で利用できる補助金もチェック
名取市で起業や開業を検討している方は、名取市で独自の補助金制度だけでなく国の制度も活用していきましょう。
起業時に活用できる補助金としては「ものづくり補助金」や「IT導入補助金」があります。
各補助金と併せて活用することで、資金調達しやすくなるでしょう。