移住先として人気の高い高知県。年々右肩上がりに移住者が増えています。特に若い世代の移住者が増え人気の移住先となっています。
高知県への移住人気が高まっている背景として、暮らしやすい地域に加えて、高知県や市町村による充実した移住支援制度が挙げられます。
他の都道府県と比較しても手厚いサポートが特徴であり、就業だけでなく起業したい方向けのサポートもあります。
今回は、高知県で移住や起業・開業をしたい方が利用できる補助金制度をご紹介します。高知県への移住が気になる方はぜひご覧ください。
高知県で起業や移住をしたい方向けの補助金制度
二段階移住支援事業費補助金
高知県は、高知市だけでなくその他の市町村への移住を促進するための補助金制度があります。すてっぷ移住(二段階移住)と呼ばれ、初めての土地への移住が不安な方向けに優しいサポート体制が整っています。
すてっぷ移住は、まず都会である高知市に在住し始めます。そこから、高知県内を旅行しながら巡り、気になる地域を探します。今後も住みたいと思える地域が見つかった場合は、2ステップ目として新たにその地域に移住を行います。
「二段階移住支援事業費補助金」では、高知市でのお試し移住費用として最大22万円が補助されます。また、他の地域を探すためのレンタカー費用も最大2万円まで補助されます。
創業支援制度|補助金
高知県では、地域ごとに補助内容や条件の異なる様々な補助金制度があります。
例えば、高知県全体が対象となる「空き店舗対策事業費補助金」は、商店街の空き店舗を活用して事業を行う方向けに店舗改装経費が補助されます。
他にも、創業を対象とした制度もあり最大200万円(補助率は2分の1以内)が補助されます。
「こうち創業village」では、最新の補助金情報を知ることができます。さらに、定期的に起業に役立つセミナーやイベントも開催されているため、気になる方はチェックしておきましょう。
補助金を活用した二段階移住におすすめの地域
須崎市(すさきし)
須崎市は高知市から約37km離れた自然豊かな町です。都会の高知市へは車で約1時間ほどでアクセスできます。
市内にはB-1グランプリにも出展された名物の鍋焼きラーメンがあります。他にも太平洋で取れた新鮮な魚も名物です。また、クルージングや横浪黒潮ラインのドライブなど観光地としても人気があります。
須崎市は高知県の行う二段階移住の対象であり、積極的に移住希望者を受け入れています。移住支援金だけでなく独自の移住支援制度も整っています。
須崎市への移住が気になる方は、まず観光で訪れてみましょう。
ふるさとワーキングホリデー
須崎市で2週間ほど働いて移住体験ができる制度です。実際に短期間だけ働きながら須崎市を知ることができるため、移住した際のイメージをつかみたい方に嬉しい制度です。
南国市(なんこくし)
南国市は、高知市に次ぐ2番目に人口の多い都市です。
南国市には、高知竜馬空港(高知空港)があります。東京までフライトで約1時間30分程度で到着します。空路を活用したアクセスの良さも特長です。
南国市は四国と本州における重要な交通拠点といえます。また、太平洋と山に囲まれておりビーチや登山が楽しめる自然豊かな地域です。
さらに、他の地域と比べて移住支援制度が手厚く、独自の補助金制度もあります。
南国市移住支援補助金
こうち二段階移住者制度を利用して、南国市に移住した際には南国市独自の移住支援補助金の対象になります。引っ越し費用のうち補助対象の経費となるのは業者の荷物運搬費用です。
単身世帯の方は、最大3万円が補助されます。2人以上の世帯の場合は最大5万円までとなります。
中小企業振興事業費補助金制度
南国市では、さらに独自の補助金として「中小企業振興事業費補助金制度」が設けられています。南国市で事業を行っている方を対象に創業融資や事業の支援を目的に補助金が支給されます。
下記のような事業が対象となっています。
- 商店街等活性化事業
- 中心市街地域活性化事業
- 新製品等研究開発事業
- 地域特産品等開発事業
- 専門家派遣事業
- 物部川流域アクションプラン実現事業
南国市に移住して起業をする場合に活用できます。南国市の地域活性化に繋がるビジネスをしたい方にとっては嬉しい制度といえます。